デザイン作業では、文字(テキスト)ツールの綺麗な文字組がクオリティの差を生みます。
文字ツールには、いろいろな種類があります。エリア内文字ツールは先にご案内させていただいた、文字ツールの箱打ちを行うツールです。
四角形や、星型、人型など、様々なカタチの中に文字を流すことができます。メインにはならない技術ですが、デザインの幅を広げるために覚えておくと良いツールです。



文字を様々な形に、入れる方法が、エリア内文字ツールです。例として、星型の形(パスの中)に入れ込んでいます。


ツールボックスから、スターツールをクリックして、ドラッグ。ちょうどいいサイズで、大きさを決めます。

この手法は、使用用途が限られます。 正方形や、円形以外のカタチは、あまり、おすすめできません。 なぜなら、文字の連続性が途切れるために、文脈を途中見失うからです。


例えば、デザイン的要素が強い項目であれば、使用可能かもしれません。例えば…。下のタイトルレイアウトのようなものです。

上のデザインは、架空のタイトルです。 枠内に入れるデザイン例として、オリジナルで作成いたしました。 上のデザインでは、明らかに全てのテキストの視認性は無視しています。 全部を見せるのではなく、2つの文字『香川真司』『本田圭佑』だけを認識させれば良いというレイアウトです。 「じゃあ、この二人だけテキストにして、他のプレイヤーはいらないんじゃ?」と思われるかもしれませんが、その他の、強豪プレイヤーの中に彼らがいるのを表現することで、二人が活躍しているステージがどれくらいのものなのか、ということが明確になります。 読ませないけど、感じさせるレイアウトであれば、効果的に使用することができるかもしれません。



文字が入りきれていないと、このダイアログが出ます。そして、『はい』をクリックすると…。 下記のように、改行がそのままに、エリア内文字ツールから、テキストパスへ変更されます。

文字を選択して、反転させるとこんな感じです。 さて、この機能の使い方としては、改行を枠自動的に発生させることくらいでしょうか? 私の知識では、用途を探しきれませんが…。 コピーアンドペーストでも、パス化はできるので、あまり使わない機能かもしれません。





通常の【文字ツール】を星型のパスに近づけるとエリア内文字ツールのカーソルに変化します。 そこで、クリックすると、同じようにテキストがパスの中に入ります。 なので、私自身は、エリア内文字ツールは、そんなに使用しないという状況です。