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1m越えの看板もラクラク作成、イラストレーターのイラスト作成術

イラストレーターの特徴と、フォトショップとの比較

イラストレーターの特色は、ビットマップと違って拡大縮小ができること。 特徴は、ビットマップというドットの集まりではなく、ベクターという線で作られていて、拡大縮小した時に、画像が荒れません。
そのために、ロゴなどのデータ作成に使用されます。 企業ロゴなどは、間違いなく、イラストレーターでの作成です。
もちろん、プリッヅが作るTシャツも、シルクスクリーンで作成されるデータは、ラインが綺麗に出るイラストレーターで作成されます。
これから、その特色をイラストレーターとフォトショップを比較して、みてみることにします。

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上記のように拡大しても荒れないのがイラストレーターです。方やフォトショップは、ドットの四角が積み重なった状態で一定の大きさ以上では耐えられなくなります。

 

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そもそも、画像の表現の仕方が、イラストレーターは、線画で構成されているため、拡大しても荒れません。

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上の画像は、効果を使わない状態、昔のイラストレーターの見え方です。 過去のバージョンのイラストレーターは、そのラインの境目が明確で、上の画像のように貼り絵か、カラートーンを貼ったようなイラストでした。

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それが、境目をぼかすことができるようになり、透明度を調整できるようになりという機能が備わったために、非常に雰囲気のあるグラデーションができるようになりました。

 

イラストレーターの利点

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昔からイラストレーターを使っている人にとっては、この表現ができるのは、画期的でした。 拡大縮小ができる絵は、大判のポスター印刷や看板の作成にも適しています。理由は以下の通り。

●データを使いまわすことができる。

●解像度の心配をせずに、作品を作成できる。

●細かなパーツをどれだけでもクオリティを上げて作成することができる。

●色の変更も手軽に行うことができる

●巨大なサイズのデータにしたとしても、データ量を節約することができます。 というような利点があります。 その反面、

●ベクターラインをつなげて描くイラストのため、熟練を要すること。(直感的な操作が難しい。) がマイナス面として挙げられます。

 

 

prettz-magazine-illhst_13フォトショップや、ピクセル系でのイラストを作成されている方も、イラストレーターでのイラストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

間違えると最初からやりなおし!?イラストレータのぼかしの注意点

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実は、ぼかしには、イラストレーターでは、二種類あって

上部メニュー【効果】>Illustrator効果【スタイライズ】>【ぼかし】と。

上部メニュー【効果】>Photoshop効果【ぼかし(ガウス)】と。 上記二つがあります。

このIllustrator効果の【スタイライズ】>【ぼかし】を使用しないと、実は、拡大縮小した時にボケ足が変化しません。

ここは、要注意です。

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上記の画像をみていただくとわかるのですが、拡大した時のphotoshop効果のボケ足はそのままになっています。

また、基本的にIllustrator効果とPhotoshopの効果は表現的に違って見えます。

そこは、

●photoshop効果→「ぼかし」←画像全体をぼかす。

●Illustrator効果→「スタイライズ」の中にある「ぼかし」←輪郭部分だけをぼかす。

という解釈の違いになっており、同じピクセル数であっても、表現が同じにはなりません。 そこは、慣れが必要かもしれません。

 

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●Illustrator効果→「スタイライズ」の中にある「ぼかし」←輪郭部分だけをぼかす。

●photoshop効果→「ぼかし」←画像全体をぼかす。

 

イラストレーターとフォトショップのデータ量の違い

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●イラストレーターで作成すると1辺が1000mmのデータが、20MBで作成できます。 プレビュー画像を保存しなければ15MBです。

それに対して


●フォトショップで作成の場合は、1辺が1000mmの場合、レイヤーを4つ作成すると30MBとなります。

レイヤーを統合すれば15MBになりますが、作業上ではおそらくレイヤーを分けたり、レイヤーマスクをかけたりという作業が発生するので、それ以上のデータ量になるはずです。

そういった意味では、イラストレーターのデータの方が、取り回しは非常に速く快適かもしれません。また、さらに印刷面を拡大することもできるという利点もあります。

 

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