こんにちは、デザイナーのもりです。
男女のシャツの違いって、みんな知ってるようで、なぜそういうふうになっているのかご存じない方も多いかもしれませんね。
今回はそのことについて、お話します。
目次
皆さん男性用のシャツと女性用シャツの違いって何かご存知ですか?
男性の洋服は、前ボタンが右についています。
(画像は【Face Mix(フェイスミックス)【FB5026M】メンズ吸水速乾ニット長袖シャツ(メンズ)】)
(画像は 【Face Mix(フェイスミックス)【FB4020L】吸水速乾ニット七分袖ブラウス(レディース)】)
このことは結構皆さんご存知なのではないでしょうか?
では何故逆なのかはご存知でしょうか?
本日は男女のシャツの形が違うその理由についてお話しします。
ボタンが付いている洋服は宮廷で着用されます。
もちろん着るのは上流階級の人間です。
実はここで上流階級の習慣が関わってきます。
男性は自分で洋服を着替えます。
当時から右利きが多かったようですから、ボタンが右にあった方が着替えやすいのです。
左手(基本利き手右という設定)でボタンホール側を固定し、右手でボタンを動かす、その方が動かしやすいんですね。
きっと皆様もそうですよね?
じゃあ女性は左利きが多かったのか?
そういう訳ではありません。
彼女たちの身分ですと自分で服を着ません。
使用人に着せてもらうのです。
羨ましい限りです。
ですから右利きの召使いからすると、向かって左にボタンがある(男性とは逆)の方が留めやすい、ということになるのです。
昔から引き継がれる利便性から男性と女性の洋服の前ボタンが異なるというワケなんですね〜。
これが現代にも残っているという説です。
さすが、ヨーロッパ!レディファーストの文化が根付いてますねぇ。と思った方。
実は、ちょっとそれは違ってて、中世の服装やドレスなどのファッションのその形は、
貴族などの、豊かな人々だけがドレスを着ることができ、実は、
ボタン付きのシャツは、いわゆるステータスでした。
中世の服装や、頭の被り物を見ると、
中世の農民の女性の服装は、ボタンなどついておらず、シンプルで実用的。社会で最も下級クラスの女性が着るのは、形の無い衣服だったようです。
シンプルな衣服は安いウール性、生地を染めるのは高価なため、黄色や灰色を帯びた白色、グレー、茶色、赤色。
衣服はベルトなどでしめていました。
厚手のウールや毛皮で作られたショールを、脚の途中の長さまで、肩から掛けていたようです。
中世では、ボタンがついたドレスは一部の貴族しか着ていなかったので、女性は、人から着せてもらうことに便利なように、形が作られたんですね。
中世からいまだに続いているドレスシャツの形を調べてみると、感慨深いものがあります。
これまでのながーーい習慣で男性は男性で右ボタン
女性も女性で左ボタンという形に慣れていった歴史があるんですね!
最近では、ユニセックス化が進み、ぱっと見の違いはさほど無いにしろ、やはりフォーマルな場では、男女のシャツの違いに、なんとなくの違和感を持たれることがあります。
プリッヅではそんな違和感をなくすべく、メンズ用レディース用両方でご用意しております。
【Face Mix(フェイスミックス)【FB5026M】メンズ吸水速乾ニット長袖シャツ(メンズ)】
【Face Mix(フェイスミックス)【FB4020L】吸水速乾ニット七分袖ブラウス(レディース)】
オフィスウェアや制服などをお考えの皆様はぜひ!ご検討下さいませ♪