女性にとっては憧れつつ自分の重力(グラビティ)感をさらけ出すというリスクも伴う行為である。
通常1Gの世界で、お前の周りだけ2Gくらいあるんじゃね?と心の中で思ったとしても、それを口に出すことも憚られるという、最近流行りの『忖度』を必要とする行為である。
私はついぞ、一般生活の中で、お姫様抱っこという行為を見たことがない。
通常では、披露宴や、結婚式の二次会、自宅で…。という、晴れの場か、よりパーソナルなシチュエーションでしか発生しないと断言できる。(プリッヅ森調べ)
疲労、もしくは、負傷により体力が尽きた女性を運搬するためには、基本、体重をより強い背筋と背骨で支えることが可能なおんぶであり、腕力・背筋に負担をかける【だっこ】では断じてない!
以前、パーソナルなブログで「女性はお姫様だっこってしてほしいもの?」と一般女性(複数回答あり)に問いかけた時の回答。
「私は女王様おんぶがいい!」と、斜め上の回答が返ってきたことは、良い思い出として私の心に残っている。
さて、そんなどこにニーズがあるのかわからないお姫様だっこであるが、その起源を調べてみると、実は、由来が「酔わせて強奪」であるという?!

ピエトロ・ダ・コルトーナ画「サビニの女たちの略奪」。
彼女たちは略奪はされたが、実は妻として大切に扱われ、夫にも情も湧いてきた。つまり自分の夫が、自分の親兄弟と戦うことが耐えられなかったという。
そんな話であるが、実は、嫁になった女子が、亭主と実家の親父たちを叱り飛ばすという、光景が眼に浮かぶ。
儚げな女子も、妻になり、子供が生まれると、最強になるのである。
絶対に、私たちのために争いはやめてー!ではなくて、あんたたち!いい加減にしなさいよ!!の方なのだ。(私の見立てではあるが…かなりいい線いってると思う。)

ジャック=ルイ・ダヴィッド の「サビニの女たちの仲裁」
お姫様抱っこは、基本【略奪】の意味合いを含んでいる。
まぁ、同意がない【略奪】なわけであるから、おんぶで自分が楽をしようとしたばかりに背後から首をかっ切られる、締められるという物騒な状況にも陥る可能性があるわけで、常に監視下に置けるお姫様だっこが、略奪には一番都合がよかったわけ。
こいつ、酔ってるな!と確認しながら運搬できるという意味では、最適である。
略奪に対しても、事前の了承が必要であり、それなりの風体(コスプレ)をしつつ、略奪させていただく【程(てい)】をとらせていただきます。と、双方合意の上で、お姫様だっこが発生するシチュエーションを構築する、いわば儀式化する必要がある。
それがブライダルであり、室内でのお姫様ごっこプレイだったりする。
また、今、細身の男性が多くなった現代では、略奪プレイ、儀式化お姫様抱っこであっても、女性の協力なしには、作業が完了しないことは言うまでもない。
抱きかかえられる側は相手の首の後ろに腕を回して肩に掴まることで互いの密着度が増し、その結果抱きかかえる側の負担も少なくなる。
さぁ、略奪プレイのお姫様抱っこ。
ここまで学んだら、やってみたい!と思った方も多いはず。
その覚悟をもって、プレイして見ましょう!




